数多くのギタリストに愛されている真空管アンプ


フェンダーやマーシャル、メサブギー、VOXなどなど多くのメーカーに代表される真空管アンプですが、古くからその温かみのあるサウンド、そしてボリュームをグッと上げた時の飽和した自然な歪み方に多くのギタリスト達が魅了されて来ました。


しかし真空管アンプは正しく使用しないと本来の威力を発揮できない壊れやすく高価な機材です。


初心者の方はもちろん、「そんなことはわかっているよ」という方も確認の意味でご一読頂けると嬉しいです。では早速本題に入ります。


真空管アンプの正しい電源の入れ方と切り方

大型真空管アンプには「電源」と「スタンバイ」の2つのスイッチが搭載されています。

代表的な真空管ギターアンプのマーシャル

上記写真に代表される大型真空管ギターアンプ、マーシャルの場合左側に2個のスイッチがあります。赤い方が電源(POWER)スイッチ、その横の黒い方がスタンバイ(STANDBY)スイッチです。

この2個のスイッチを同時に押すのは絶対にやってはいけません。(壊れます)



●電源を入れる時の正しい順番

真空管アンプに搭載された2つのスイッチ(パワーとスタンバイ)

1.アンプの全てのツマミ(ボリュームやゲインなど)がゼロになっているかを確認する。なっていなかったら全てゼロにする。

2.POWERスイッチをオンにして2分から3分待つ。この時間で真空管を温めます。

3.スタンバイスイッチをオンにする。

4.各ツマミを上げて音を出せれば完了です。



●電源を切る時の正しい順番

1.アンプの全てのツマミ(ボリュームやゲインなど)がゼロになっているかを確認する。なっていなかったら全てゼロにする。

2.スタンバイスイッチをオフにして2分から3分待つ。

3.POWERスイッチをオフにすれば完了です。



以上、正しい真空管アンプの使い方をお伝えしました。今回はギターアンプを例に出しましたが、ベースの真空管アンプも内容は同じです。皆さん機材のことを正しく理解して音楽を楽しんでいきましょう。

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記事執筆者
ゴンスタマスターこと吉原基夫
profile:ゴンスタジオ代表。2006年6月にゴンスタジオを設立。経営者、クリエイター(音楽・写真・動画・WEBデザイン)として、よりスタイリッシュかつ、よりクリエイティブな音楽空間を実現すべく飽くなき挑戦を持続中。