よく初心者でスタジオをご利用になる方から上記のような質問を承ります。
まあ、ハイとローどっちに挿しても音は出るのですが、ここでは自分のイメージする音に近づける為にアンプのインプットにあるハイとローの2つの端子の基本概念について、皆さんとシェアしたいと思います。(アンプのメーカーによって多少異なってきますので、より詳細な情報については各楽器メーカーのサイト等でご確認ください。)


ハイとローはインピーダンスによる違い。

JC120のインプットにはハイとロー2つの端子がついている。


上記写真に代表されるギターアンプJC120の場合、チャンネル1とチャンネル2の両方にインプット端子が2つずつついてそれぞれハイとローと書いてあります。
この2つの端子をどう使い分けるかと言いますと、、、


・ハイ→ハイインピーダンス
パッシブのギター(内部に電池が仕込まれていないタイプ)を間に何もかまさずに直接アンプに接続する場合に挿します。


・ロー→ローインピーダンス
エフェクターを間にかませて接続する場合。
アクティブのギター(内部に電池が仕込まれているタイプ)を繋ぐ場合。


ハイとロー各々のサウンドの特徴

fenderアンプのインプット、ハイとローの音の特徴


さて上記フェンダーのアンプも各チャンネルにインプットが2つついております。(1がハイ、2がローです)では、ハイとロー各々の音の特徴と言いますと、、


・ハイ→音が大きく歪みやすく、ノイズも出やすい。


・ロー→ハイに比べて音量が小さく歪みにくくノイズが出にくい。


まとめますと、ストラトやレスポールなどといったパッシブギターをエフェクターをかまさずに直でアンプに繋ぐ場合はハイに繋ぎます。

エフェクターをかましてアンプに接続する場合はローに繋ぎます。


以上、アンプのインプット端子ハイとローどっちに挿す?をお伝えしました。今回はギターアンプを例に出しましたが、ベースアンプも基本は同じです。皆さん機材のことを正しく理解して音楽を楽しんでいきましょう。

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記事執筆者
ゴンスタマスターこと吉原基夫
profile:ゴンスタジオ代表。2006年6月にゴンスタジオを設立。経営者、クリエイター(音楽・写真・動画・WEBデザイン)として、よりスタイリッシュかつ、よりクリエイティブな音楽空間を実現すべく飽くなき挑戦を持続中。